マダムオースカの宝石物語 Vol.148

お嫁入りパール 「嫁ぐ娘へ、また可愛いお嫁様へ」

日本では嫁ぐ娘へ、嫁ぎ先で恥ずかしくないようにと晴れ着や喪服などの「お着物一式」を持たせたものです。

しかし洋服が一般になった今は、いろいろな場(晴れの場・お悔やみの場等)に困らぬようにと「パール一式」を持たせるのが普通になりました。

洋服の歴史の長いヨーロッパでは、昔から「成人する(社交界デビュー)」の時にパールのネックレスを贈るという習慣がありました。

「娘が社交界で美しく輝く素敵な女性になります様に」との願いを込めて親から贈られるファーストパールは「美しい生き方を贈る」と言う事だったのです。

洋服の時代になった現代、娘にパールを贈る素敵な習慣が、日本にも根付いている事とても嬉しく思います。

 

娘の親からはパールネックレスのセット、お相手の親からはパールのリングをお揃え頂いてはいかがですか?

「パール一式」は、結婚して一人前の女性としての身だしなみ。嫁いでは、一家の代表としてご出席なさる場も増えてきます。そんな時両家の愛に包まれ、自信をもってお出になれることは、お嬢様に取ってはとても素敵なことですね。

 

次回のジュエリーリフォーム、地金買取相談日は、3月20日(土)・4月17日(土)です。

文 『ジュエー文化』の伝道師  ジュエリーアドバイザー 

 マダムオースカ 大須賀 睦美

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