お嫁入りパール 「嫁ぐ娘へ、また可愛いお嫁様へ」
日本では嫁ぐ娘へ、嫁ぎ先で恥ずかしくないようにと晴れ着や喪服などの「お着物一式」を持たせたものです。
しかし洋服が一般になった今は、いろいろな場(晴れの場・お悔やみの場等)に困らぬようにと「パール一式」を持たせるのが普通になりました。
洋服の歴史の長いヨーロッパでは、昔から「成人する(社交界デビュー)」の時にパールのネックレスを贈るという習慣がありました。
「娘が社交界で美しく輝く素敵な女性になります様に」との願いを込めて親から贈られるファーストパールは「美しい生き方を贈る」と言う事だったのです。
洋服の時代になった現代、娘にパールを贈る素敵な習慣が、日本にも根付いている事とても嬉しく思います。
娘の親からはパールネックレスのセット、お相手の親からはパールのリングをお揃え頂いてはいかがですか?
「パール一式」は、結婚して一人前の女性としての身だしなみ。嫁いでは、一家の代表としてご出席なさる場も増えてきます。そんな時両家の愛に包まれ、自信をもってお出になれることは、お嬢様に取ってはとても素敵なことですね。
次回のジュエリーリフォーム、地金買取相談日は、3月20日(土)・4月17日(土)です。
文 『ジュエー文化』の伝道師 ジュエリーアドバイザー
マダムオースカ 大須賀 睦美