福島県会津若松市の宝飾専門店ジュエリーオースカです。
ジュエリーのメンテナンス、修理、リフォームはお任せください。
創業以来100年以上の歴史をもつ当店では、累計数万件以上のリフォームや修理の実績がございます。他店でご購入いただいたものでも遠慮なくご相談ください。思い出のあるジュエリーは、メンテナンスや修理を行うことで末永くご愛用いただけます。
また、リフォームによって新たな命を吹き込まれたジュエリーは次の世代へと受け継がれていきます。
会津若松市、喜多方市はもちろん、福島、郡山市や県内外からも多くの方が修理やリフォームの相談でご来店いただいております。
大切な家族が残した思い出のジュエリーはどうすればいい?
大好きだったお祖母さまの指輪やネックレスなど大切な形見のジュエリー、宝石箱にしまわれたままになってはいませんか。故人が愛用していた思い出のジュエリーをそのままの形で残しておかなければいけないと思われる方も多いようです。一方で、形見として譲り受けたけれど「どうしたらいいかわからない」「このままだと使いづらい」と思われ、そのままにしてしまうことも。
大切な方から託された形見のジュエリーは、折角なら引き継いだ方が一番気に入る形で持っていた方が故人もきっと喜ばれると思います。ご家族から受け継いだジュエリーの活かし方について考えてみましょう。
受け継いだジュエリーが本物かどうか分からない時
リフォームして愛用したいけれど、形見などで受け継いだジュエリーが本物かどうか分からない場合があります。貴金属の場合は必ず刻印がされていますので、確認してみましょう。金の場合は、K18、K24というようにKと数字の組み合わせが刻印されています。
例えば、K24の後にGPという表記がある場合は、純金ではなくメッキが施されているものになります。GPは、Gold Plated(Plating)のことで、銀や銅、その他の貴金属の上から金をコーティングしたものということになります。HGEはニッケルやコバルトなどの素材を加えたもの、GF(Gold Filled)は高熱で表面に金を圧着させた金張りという意味合いです。指輪は内側、ネックレスは留め金の部分に刻印がありますから、確かめてみましょう。
ご自身ではなかなか判別のしにくいダイヤモンドやカラーストーンの真偽は宝石の専門家に任せた方が確実です。宝石のキズや汚れなどの状態も含めて確認してもらいましょう。
また、必ずしも本物の宝石でなければリフォームができないといったことはありません。たとえ本物の宝石でなくても故人の愛用していた思い出のジュエリーをリフォームして身に着けたいといったご相談をいただく場合もあります。もし、本物の宝石でない場合でもリフォームをしたり、あるいは違った方法でジュエリーを活こともできますのでぜひご相談ください。
メンズジュエリーのリフォームにはどんなものがある?
お祖父さまやお父さまの形見をお嬢さまへ受け継いだ場合、タイピンやカフスなどのメンズジュエリーは、そのままでは箱にしまうことになってしまいますが、アイテムを変えることでお嬢さまにもご使用できるジュエリーに生まれ変わります。例えば、パールのついたカフスであれば、カフスに使用されていたパールを活かしてイヤリングやピアスに変身させることができます。カラーストーンも同じように石だけを外し、メレダイヤをプラスしてペンダントにリフォームすることも可能です。メンズジュエリーだからと諦めずご相談ください。
お父さまのタイピンのダイヤモンドをペンダントにリフォーム
先日、亡くなったお父さまの形見のタイピンを持って、お嬢さまとお母さまが来店なさいました。お母さまがお父さまの誕生日にプレゼントしたという思い出の品です。お嬢さまのジュエリーにリフォームできないかというご相談でした。
タイピンを見せていただくとダイヤモンドがセットされています。ダイヤモンドの状態を確認すると、キズや内包物もなく、素晴らしいダイヤモンドであることがわかりました。鑑定結果をお伝えするとお母さまもお嬢さまも大変喜ばれ、お嬢さまのジュエリーにリフォームすることになりました。
お嬢さまのご希望をうかがうと、デイリー使いできるペンダントにしたいとのこと。お嬢さまの思い描くジュエリーのイメージをうかがいながら、一緒にデザインを考えていきました。
ダイヤモンドひと粒でも美しいのですが、もう少し華やかさがほしいというご希望を取り入れ、ダイヤモンドの回りに、小さなメレダイヤモンドをあしらうデザインにすると華やかな雰囲気になりました。費用は工賃とチェーンの材料費、そしてプラスしたメレダイヤモンドの価格分となりました。
お母さまはタイピンが素敵なペンダントになったことにびっくり。お父さまの形見の品がお嬢さまの首元でお守りのようになったことを大変喜んでくださいました。
「子どものお宮参り、七五三、入卒園式、入学式や卒業式などの通過儀礼でスーツを着用するときには必ず私のプレゼントしたタイピンを身に着けていたんです」
と語り、お父さまとの思い出を懐かしそうに語る場面も。お嬢さまもご両親の思い出の品を身に着けることに幸せを感じてくださったようです。お父さまの形見のジュエリーがお嬢さまの幸せを見守るお守りのような存在になりました。
大切なジュエリーを受け継ぐビジュー・ド・ファミーユ
お父さまの大切な思い出を託したタイピンが形を変えてお嬢さまに受け継がれていきました。ジュエリーは一瞬の輝きだけではなく、一生を通じて故人の思い出を語り継いでいける宝物となってくれます。
ヨーロッパでは、家族の残した宝石を代々引き継いでいく習慣があります。それを「ビジュー・ド・ファミーユ」といいます。ビジューはフランス語で宝石、ファミーユは家族という意味。ビジュー・ド・ファミーユは「家族の宝石」です。お祖母さまからお母さま、お嬢さま、そしてそのお子さまへと家族の思い出の宝石を代々受け継いでいくというのは素晴らしい習慣です。
祖父母や両親の幸せな思い出の詰まったジュエリーはラッキーアイテムとなります。それを身に着けることにより、ご先祖さまに守られていることになります。
家族の形見、思い出の宝石をリフォームして次の世代が愛用するのもビジュー・ド・ファミーユです。お祖母さまやお祖父さま、ご両親の愛用された宝石を受け継いだなら、自分好みにリフォームをし、身に着けることで家族の愛や絆が継承されていきます。残された形見のジュエリーをリフォームというカタチでいかしてみてはいかがでしょうか。
当店にはジュエリーコーディネーター、リモデルカウンセラー1級などの資格を持つ専門家が揃っています。初めてのリフォームや大切な思い出のあるジュエリーをリフォームするのは緊張したり勇気のいるものです。皆様の疑問や不安に思うこともきちんとお聞きし、誠意をもって対応してまいりますのでご安心ください。大切な思いのこもったジュエリーに新しい命を吹き込み、お客さまの想いを形にするお手伝いをいたします。お客さまの人生を豊かにするハッピープロデューサーとして笑顔になっていただけるジュエリーをご提案してまいります。
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