7月11日は「真珠記念日」アコヤ真珠のルーツを辿る

福島県会津若松市の宝飾専門店ジュエリーオースカです。

質の良いパールジュエリーをお探しなら当店にお任せください。

 

当店は、世界に誇れる純国産無調色アコヤ真珠のブランド「WAKANA(和奏)」をはじめ高品質なパールジュエリーを多数取り揃えております。

ご自分へのご褒美や愛用のジュエリーに、お嬢さまやお孫さまの成人や就職、結婚などのお祝い、また19歳や33歳の厄年の贈り物としても最適です。パールはそれぞれに美しい個性をもった宝石ですので、実際にご覧になってお気に入りの逸品を見つけていただければと思います。

 

テリの良い美しいパールを求めて、会津若松市や喜多方市はもちろん福島、郡山市や宮城・山形県などの県内外からもご来店いただいております。

 

 

インバウンド復活で人気の国産アコヤ真珠

 

近年、国産のアコヤ真珠は、国内外問わず脚光を浴び真珠ブームを牽引しています。その背景となっているのが、中国をはじめとするアジア諸国の需要の高まりや訪日外国人によるインバウンド消費の影響です。さらに、ファッションにおける価値観の変化も、そのブームを後押ししています。かつてフォーマルな装いの定番ジュエリーだった真珠は、今やカジュアルなスタイルにも取り入れられるようになり、日常のおしゃれを彩るジュエリーとして人気を確立しています。また、「メンズパール」と呼ばれるように、男性の間でも人気が広まり、ジェンダーレスな装いを演出するアイテムとしても注目されています。

 

日本が真珠大国とも呼ばれるようになった所以(ゆえん)。そこにはどんな物語があったのでしょうか。今回は、7月11日の真珠記念日を前に、アコヤ真珠のルーツを辿ってみたいと思います。

 

 

日本のアコヤ真珠が高値で取引される理由(ワケ)

アコヤ真珠は、日本以外にも中国、ベトナム、オーストラリアなど世界各地で養殖されていますが、日本産のアコヤ真珠は、特に人気が高く、高値で取引されています。それは、日本産のアコヤ真珠は、真珠の肝とも呼ばれる『テリ』が極めて美しいことで知られているからです。日本のアコヤ真珠がもつ『テリ』は、絹のような滑らかな白い光沢と虹色の輝きを持つのが特徴です。

日本は真珠養殖の発祥国であり、海水の澄み具合、水温、プランクトンの量など、アコヤ真珠の養殖に最適な環境を有しています。また、古くから真珠の養殖を培ってきた技術力は世界トップレベルであり、熟練の技術を持つ職人によって丁寧に育まれることで、品質が高く、美しい真珠が誕生します。

 

 

 

アコヤ真珠誕生までの道のり

 

7月11日は「真珠記念日」に制定されています。日本が世界に誇るアコヤ真珠の誕生を記念する日です。この美しい宝石は、どのようにして生まれ、世界中の人々を魅了するようになったのでしょうか。

アコヤ真珠誕生の立役者となったのが、真珠王の名で有名な御木本幸吉氏(1858年〜1954年)。日本の老舗ジュエリーブランドMIKIMOTO(ミキモト)の創業者です。御木本氏は、長年の研究を重ね、1893年に世界で初めて真珠の養殖に成功しました。

それまで、真珠は天然のものしか存在せず、大変貴重なものでした。当時、世界の装飾品市場では、天然真珠が高値で取引されており、乱獲によって絶滅危惧される程でした。御木本氏もまた、真珠の美しさに魅了されながらも、天然真珠の希少価値と持続可能性への懸念を抱いていました。

 

真珠の養殖という前代未聞の挑戦へ

そこで、御木本氏はアコヤ貝の養殖を始めるのですが、天然真珠は数千個から一万個の貝からわずか数粒しか獲れないとても希少なもの。アコヤ貝そのものには価値がないため、採算が合わず事業は赤字に追い込まれていきました。

 

しかし、御木本氏は諦めませんでした。ある時、偶然目にしたアコヤ貝の中に寄生していたイガイの殻が、真珠層を形成していることに気づきます。この発見から、御木本氏はアコヤ貝の中に人工的な核を挿入することで、真珠を養殖できるのではないかという発想に辿りついたのです。

 

当時、真珠の養殖は不可能に近いともいわれていましたが「世界中の女性を真珠で飾りたい」という強い想いを持っていた御木本氏は、幾度とない失敗を乗り越え、真珠養殖の研究を続けました。そして、1893年7月11日、世界で初めて半円真珠の養殖に成功するのです。

 

 

世界を魅了するアコヤ真珠の誕生

 

御木本氏の成功は、世界中に衝撃を与えました。希少価値の高い真珠が、人工的に作り出すことができるようになったのです。御木本氏が生み出したアコヤ真珠は、瞬く間に世界中の人々を魅了しました。また、天然真珠よりも比較的安価であることから、多くの人々に親しまれるようになったのです。その後、御木本氏は養殖技術の改良に努め、1905年に世界初の真円真珠の養殖に成功しました。

 

 

 

御木本幸吉氏の功績を称え制定された「真珠記念日」

御木本氏の功績を称え、7月11日は「真珠記念日」と制定されました。御木本氏の功績は、単に真珠の養殖技術を確立したことだけではありません。彼は、真珠を大衆的な宝石へと普及させるために尽力しました。その結果、日本のアコヤ真珠は世界中の人々から愛される宝石となりました。日本は依然として世界トップレベルのアコヤ真珠生産国であり、その品質は世界中から高い評価を受けています。

 

 

日本の伝統と文化を象徴するアコヤ真珠

近年、日本のアコヤ真珠に注目が集まっていることは大変喜ばしいことです。一方で、このブームが一時的な流行で終わってしまうことを懸念する声も少なくありません。

 

アコヤ真珠は単なる装飾品ではなく、伝統的な技術と自然が育む日本を代表する宝石です。数ある宝石の中でも、上品で繊細な輝きをもつ真珠は、日本人に特によく似合います。奥ゆかしさを持ちながらも芯の強い日本女性の気質を、アコヤ真珠の優雅な輝きは見事に表現しています。皇室が愛するジュエリーとしても知られる真珠は、長い歴史の中で培われてきた伝統と文化を象徴しています。

 

真珠を身に着けることは、日本の歴史と文化を継承していくことにも繋がるのです。真珠ブームがきっかけとなり、アコヤ真珠の真価が広く知れ渡り、日本人の誇りとなることを願っています。真珠は、時代を超えて愛される宝石であり、これからも日本女性の美しさを引き立ててくれることでしょう。

 

 

 

当店は、「テリ・マキ・キズ・色・サイズ・形」の6つの視点で厳選したパールジュエリーを多数取り扱っております。自然の贈り物パールの魅力を手にとってご覧いただければと思います。パールは、女性にとっては欠かせない大切なジュエリーです。大人の女性のたしなみとして人生を彩る素敵なジュエリーを身に着けていただければと思います。

お客さまの魅力を引き立てるコーディネートしやすいパールジュエリーをご提案してまいります。皆様のご要望をきちんとお聞きしながら、ご満足のいく真珠選びのサポートを致しますので安心してご相談ください。

 

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