「時を超えて愛されるカメオの魅力」
長い長い猛暑を超え、やっと朝夕の涼しさに散歩の足も軽やかになって参りました。
お洒落の秋を感じて頂こうと、今日は「カメオ」についてお話してみようかと思います。ご存じの方が多い「カメオ」は、アンティークジュエリーでもよく目にするように、歴史的にとても古いのです。そもそも浮彫の事を「カメオ」と呼び、影彫りを「インタリオ」と呼びます。
また、種類はメノウ・トルコ・珊瑚等いろいろの宝石に彫刻するストーンカメオと、貝に彫るシェルカメオが有ります。
特徴としては、アンティークジュエリーに於いて夜会用に華やかに使われていたストーンカメオに対し、昼用(デイリー)として普及したシェルカメオ。
いづれにしても「カメオ」は長い年月世界各国で愛され続けているのです。
特にシェルカメオのブローチは、私はクラシカルモダンと呼んでいるのですがどなたがお着けになっても、昔から目に馴染んでいて奇をてらわず、安心して着けやすいのが特徴です。またパールとの相性もとても良く、落ち着いた上品なイメージに仕上がります。
カメオは、女性の横顔が有名ですが、他に風景・絵画・花・動物など様々の絵柄が有ります。またそれぞれの絵柄を得意とする作家の腕により着けた時の迫力が違ってきます。
この秋、貴方に似合うカメオを一つ増やしてみませんか。
文/『ジュエリー文化』の伝道師
ジュエリーアドバイザー マダム オースカ 大須賀睦美
野口英世青春通り 定休日/火曜日・水曜日