10月3日~5日のパールフェア開催に向け、今月はパールにまつわるお話を連載しています。
最終章は「40代からの 大人のお出かけパール」の必需品、黒蝶真珠についてです。
黒と聞くと一番に頭に浮かぶブラックフォーマル、そう葬祭ですね。
では何故お葬式には黒いパールを着けるのでしょうか?
そもそもフォーマルとは、公式の場や社交の場において人間関係を円滑にする為に決められた礼儀作法です。
葬祭の場においては、相手(亡くなられた方やご遺族の方)を思う気持ち、悲しみを服装やジュエリーで表します。ですから、威儀を正すという事から考えてイミテーションは避けたいものです。
では、素材ですがジェット・黒サンゴなどありますが、一般的には黒蝶パールが多いですね。
その黒蝶パール、ブラックフォーマルだけでは勿体ない。
ここからはお祝いのお席にも楽しめ、大人のお出かけにとっても重宝な黒蝶パールの使い方をご紹介します。
① 定番ですが一番キャリアを感じさせる使い方。シンプルにネックレスを鎖骨から指一本下位のゴールデンラインに着け、羽織ったジャケットの襟にブローチ(パール付とは限りません)を着ける。時には、ロングのネックレスを重ねても良いですね。
② チェーンを通すバチカンの部分が開閉式のペンダントトップをお持ちでしたら、パールとパールの間にペンダントを下げて使うと、ほらこんなに豪華に。
これならお祝いのお席もOKですね。ブローチでも針をパール同士の間に渡せば同様にご使用いただけます。ペンダントとお揃いのイヤリングが来れば最高です。
③ パールのネックレスにベルベットのリボンを巻き付けます。これはリボンをドッグネックの様に首にピッタリ後ろで結ぶのがコツです。(その際、パールのネックレスの留め金を長さの調整ができるマグピタになさっておくと便利です。)
リボンの色をお召しになる洋服の色に合わせると、さらに素敵度が増しますよ。耳元は、大振りかロングが素敵ですね。
④ 白パールと黒パールのネックレス2本重ね付け。品の良い華やかさでこれも中々綺麗です。
もちろん必ず耳元もお忘れなく。きちっと感を出したい時はスタッドタイプをお勧めします。
⑤ 黒蝶パールネックレスと、パールネックレスより10~15センチ位長いペンダントネックレスを一緒に着け、パールにチェーンを巻き付ける。
ペンダントトップはパールでも、ダイヤモンドでもカラーストーンでもOKです。イヤリングはトップに合わせてください。
この使い方、普段から結構重宝するので、是非マスターなさって下さいね。
結婚式、同窓会、お食事会、またショッピングや街歩き等、大人のお出かけにあなたらしいオシャレを楽しんで下さい。
パールのお話第五話は、「40代からの 大人のお出かけパール」でした。